日本論語教育学会は、一般社団法人論語教育普及機構と共催、大阪府教育委員会の後援を得て、第3回研修会を、あべのハルカスキャンパスプラザ 23階 セミナールームを会場として、令和元年7月14日(日)に開催しました。

第1部は、論語指導士有資格者のために限定した研修会

第1部は、論語指導士有資格者のために限定した講習会(受講料なし)であり、大阪大学名誉教授 加地伸行が担当しました。

 

第2部は、主に教員を対象とした講演2題

 

          

  主に教員を対象にした講演会は、以下の2題でした。両講演ともに、以下のような方法を通じて論語教育を行った実験について報告しました。(受講料なし)

 

  • 実践報告:『論語』を使って議論させる―中学1年生の道徳の時間に  釜田啓市 清真学園高等学校・中学校教諭(茨城県)

 ……実例として、論語における伝統的解釈(古注)と、朱子学による新しい解釈(新注)との相違を説明するなどの方法で、道徳に対する解釈の相違を生徒に理解させた後、討論させた。

 

  • 講演と演習:副教材とカルタとで学び楽しむ『論語』  矢羽野隆男 四天王寺大学教授

 ……生徒を4~5人一組としてグループ分けをし、新作の「論語カルタ」を使って、得点を競わせるという実体験を通じて、論語に親近感ならびに暗誦学習の大切さを実感させた。

 

第3回研修会を開催しました